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お葬式の集合写真

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北海道のお葬式では集合写真を撮るのが一般的です。これは先日の父の葬儀の時のものです。本州から来てくれた親戚が「へぇ、初めて。これだけでもお土産になるわ」と持って帰りました。

父方の親戚、母方の親戚、子ども夫婦、孫、勢ぞろいの1枚。遺影の下あたりには遺体もある時の写真です。親戚が一同に会する機会はそうそうありません。結婚式かお葬式か。お通夜で一晩を一室で共に過ごした一同でもあります。

ひとつのサービスとして葬儀屋さんが手配した写真屋さんが通夜の晩にこの写真をとります。葬儀の日に1部持ってきて、焼きまわし枚数を確認し、初七日の繰上げ法要が終わるころには届けてくれます。で、家族で1枚引き出物に添えてお渡しするわけです。

来れなかった家族にも誰が来ていたかを伝え、知らない人はどういう親戚なのかを解説確認できる1枚になります。いつ、誰の葬儀か、どこで行われたかが写真の中の文字の情報でわかります。

北海道は古いしがらみや伝統がありませんでした。大地主もお殿様もいなくて次男坊、三男坊が故郷から一旗あげようと出てきて、無駄にお金のかかることはやめて合理的な形でイベントを変化させていったのだと思います。

会費制の結婚式披露宴もそうです。両家の招待制ではなく、職場や友達の発起人会が招待します。両親は新郎新婦に一番近いVIP席です。友達が開催するパーティーなのでもちろん会費制で、入り口で財布から現金を出しておつりをもらいます。座席表には「領収書」がついています。

お葬式は会費制ではありませんが、その場であけて中身を確認して「領収書」を発行します。人から香典を預かった人もそれが正しく届けた証拠になります。
かなりの高額でない限り5000円でも10,000円でも、500円程度の海苔と会葬御礼のはがきでお返しは終わりです。大事な人が亡くなって大変ですね。何かの足しにしてください。その気持ちを最大限に受け取り、お礼はその場で終わり。それでなくてもいろいろ大変なのに香典の半返しは何にするか、いつ送るかなどという事に悩むのはやめようということです。

そんな合理的な葬儀でも、なんだかんだのバタバタ、父親が亡くなって母親がそのままそこで暮らし続けるので、家から電気・ガス・水道、変更の手続きは大変で、月曜日はまた網走です。

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