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旬を食べる「水無月」@夏越(なごし)の祓(はらえ)

昨日、デパ地下をふらふら(キョロキョロ?)歩いていたら和菓子屋さんに「水無月」という菓子がイチオシというか目立つ場所に積んでありました。水無月(6月)ももう終わりなのに売れ残っているのかなぁと10cm四方、厚さ3cm弱のお菓子を眺めながら通り過ぎたのでした。
Img_8184
そのお菓子を一日遅れで今日買ってきました。 京都の方なら「昨日、食べなあかんおすえ」とでも言われてしまうのかもしれません。

なんだか気になって調べてこれは・・とまだ売っているなら一度食べてみようと買ってきたこの菓子の帯にはこんな解説が書かれていました。

陰暦六月晦日は「水無月の祓い」。その年の穢れを祓い息災を祈る行事です。
四角い餅を斜め半分に切り、一つは過ぎし半年に見立てて、無事に過ごせた事を感謝し、残り半分をあとの半年として無事を祈っていただきます。厄払い、暑気祓いの意をこめて「水無月」をお届けします。 by(株)壺屋総本店@旭川

Kitanocinowa5_11 神社の鳥居の下や境内に「茅の輪」(左の写真は北野天満宮のラフな茅の輪)が用意されるあの日が昨日だったわけです。「水無月の夏越の祓いをする人は~、千歳の命のぶというなり~」 などと唱えながらその茅をくぐると、夏の疫病や災厄から免れるといわれている「茅の輪くぐり」をやる日な訳です。普段信心は薄くても、季節の節目ぐらいはちゃんとお祈りしなさい。そうすれば普段の不義理は帳消しにしてあげるからという、お得な日が年に何回かあるのですがその一つですね。

その行事の時には上の写真の「水無月」という菓子を食べるのが京都ではお約束なのだそうです。貴族は厄払いに氷室の氷を食べるのですが庶民は食べられないので、葛や外郎などで作られた氷に見立てた白い生地の上に悪魔払いの霊力があるといわれている小豆をあしらった菓子。それを三角の形状にして氷室の氷に見立てたというのが始まりのようです。茅の輪くぐりには行かなくても「水無月」は食べるというくらいのお約束度合いのようです。

で、この「水無月」以外にいけます。よ~く冷やすと涼しさが芯までしみていて白い部分のほのかな甘さがもちっとした歯ごたえもなかなか良く、餡もそんなにべた甘くはない上質の小豆のあまみが予想以上に美味しかったです。上記の2個で作られる四角の4倍の大きさで500円でした。一日遅れですが意味を理解して食べたのでご利益あるにちがいありません(笑)。

※「水無月」は、水の無い月と書きますが、この「無」は、神無月の「無(な)」と同じく「の」の意味の連体助詞で意味は「水の月」ということになって六月=梅雨=水の月=水な月=水無月という訳です。(連体助詞・・ 体言(名詞)をつなぐ助詞  我が君の「が」も連体助詞です)


紹介LINK(沢山の方が話題にしているなかからテキトーにチョイスしてご紹介)
 茅の輪くぐって水無月食べて夏越の祓を今年もやった京都のブロガーさんの記事
 京都・森の風通信の森太郎さんの 京の巻・68 夏越の祓え
 京都フォト日記 の yukariさんは 白峯神宮・夏越大祓祭(茅の輪くぐり)
 酔いどれ図書館員の日記の図書館員さんの 夏越の祓い
 雨漏り書斎のamamoriさんは夏越の祓い nagoshi no harai で3店の「水無月」をご紹介

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菓子・スイーツ・果物」カテゴリの記事

コメント

おはようございます、東京からですよ。

お!北海道でも水無月を売ってますか。
「茅の輪」くぐりをさせてくれる神社もあるのでしょうか?

投稿: | 2008.07.02 05:54

>涼さん
調べてみると一番大きい北海道神宮には茅の輪が作られているようです。半年過ぎたのでお祓いとお参り。来年は行ってみようと思います。帰りに水無月も買うことにしましょう。(笑)。コメントありがとうでした。東京ではオフ会も・・でしたか?良かったですね。

投稿: | 2008.07.02 22:19

惑さん、私の覚え間違えだったのかしら?
神無月は出雲の国へ神様がみんな集まって、他の土地には神様がいなくなってしまうから、神の無い月→神無月
水無月は雨がたくさん降って、天の雨がみんな無くなってしまうから水の無い月→水無月
どうして、水がいっぱいあるのに水無月と言うか、、、その説明をそうのように聞いたのです。

私、文法は大の苦手で、覚えようとすらしなかったダメ学生だったのですが、なんか、反対の意味になっているわね。。。

投稿: hicha | 2008.07.03 11:28

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1414365324?fr=rcmd_chie_detail
何度もすみません。こんなことが書いてありました。
6月は、旧暦で言うと7月後半?ぐらいに当たって、本当に水がない月だった、ってこともあるみたい。
今では皐月晴れ(五月晴れ)は5月のことを言いますが、
本来は梅雨の合間の晴れ間を言うし、、
五月雨も梅雨のことですよね。

神無月のことは先生に説明を受けたと思いますが、
水無月のことは私が勝手に解釈したのかもしれません。
無が「の」の意味とは、人生ウン十年で学びました。。。。(;^_^A アセアセ…
お勉強になりました。ありがとうございます。

投稿: hicha | 2008.07.03 11:57

>hichaさん
あらあら、なんだかお時間使わせてしまったみたいで恐縮です。水無月と書くから水が無い月、神無月と書くから神様がいない月、云々はやまとことばに漢字を当ててしばらくした中世に生まれた俗説なんだそうです。600年以上続いている俗説だから年季が入ってますよね。

水の面でみなも、水の底でみなぞこ、水の戸でみなと、目の子でまなこ、なんていうのも同じ「な」の使い方なんだそうです。「つ」も同じような使い方をして天つ風、目つ毛(まつげ)なんていうのも「の」の意味で使われているそうです。

う~ん、食いしん坊いいかげんブログから教養ブログに変身できるでしょうか(笑)

 

投稿: | 2008.07.03 21:31

先ほどは遠くから、ご来駕いただきありがとうございます。
また、テキトーにチョイスされて光栄の行ったり来たりです ww


弟の連れ合いが松江ですが、神在月というようですヨ
ご参考まで。


それから拙は首都圏住いですが、22歳まで関西だったので、老婆心ながら。 食べなあかんおすえ は、 食べなあきまへんえ
と言うようです。

また来ますネ

投稿: 雨漏り書斎主人 | 2008.07.04 00:08

>雨漏り書斎主人さん
お越しいただきありがとうです。今年の6月30日「水無月」の写真を3種類も載せているブログはおそらく日本でただひとつだったと思います。京都でもないし茅の輪もくぐっていないけれど自分の記事のメインは「水無月」ですので、紹介させてもらいました。なので根拠ある「テキトー」なんですよ(笑)

食べなあきまへんえ ですかなるほど 柔らかいですね。ありがとうございます。

神在月は中世以降に出雲大社の御師(おし:宣教師、宣伝営業役)が今風に言えば

「かんなづきは神無(なし)月?いいえ神様はいつもいます。ただ、出雲にお集まりになっているんです。だから他の地方は神無月だけど、出雲は神在月。そうだ出雲へ行こう 春日大社」

というようなキャンペーンを全国津々浦々で広めてそれが大成功して、そうなんだぁと信じてくれて、。「下学集」「奥義抄」というような書物にもそのまま書かれたのではないかと思われます。
それが今に伝わっているというのが真実のようです。バレンタインデーのチョコレート(メリーチョコレートの広告)や、日本だけのホワイトデー(全飴協or石村萬盛堂)と似たようなものではないかと。ひらがなで「かむなつき」or「かみなづき」(なはのの意味)に漢字を当てたのが中世以降です。
神無月はもともと特にイベントのない月で、神様がゆっくりする月の意味でかみなづきだったのかもしれません。その月にもイベント作って信者を集めたいという営業キャンペーンというのはいい加減な自分の推理ですがかなりもっともらしいでしょ(笑)
神様は春日大社から他の神社も回るということになっているあたりも、出雲に来た客は他の神社も回ってもらおうと地域おこしの一大イベントに発展したのかぁなぁとこれまた推測です。
ただ、継続は力なり、うそから出たまこと、信じるものは救われるですからね。目くじらたてることもないかなとは思います。
またよろしくです。

投稿: | 2008.07.05 00:36

二度目まして ww

惑サンは、失礼ながらかわゆいおしゃべりサンですね♪
薀蓄 拝聴いたしましたヨ

福岡の石村萬盛堂サン  なかなか佳い和菓子を作るお店ですね


狛犬から始まって神社・神道に興味が拡がって来た雨漏りです。
おついでの時に、狛犬ハンター 覗いてみてください♪

投稿: 雨漏り書斎主人 | 2008.07.06 11:12

>雨漏り書斎主人さん
新しいことを知ると十年前から知っていたかのように脚色して話すのが大好きなもので・・(笑)ついつい長いコメント返しになってしまいました。
男は黙って・・重みの在る渋い一言・・憧れています。コメントありがとうです。狛犬ならぬ狛鯱写真(しかもお約束の阿吽状態)にはびっくりでした。また寄せてもらいます。

投稿: | 2008.07.06 15:04

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