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貧しいからあなたにあげられるものといったら

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新緑も美しく風薫る五月、そんな言葉が似合う季節に思い出す 短い詩があります。

  貧しいから
  あなたにあげられるものといったら、
  柔らかな五月の風と、
  精一杯愛する心だけです。
  でも、結婚してくれますね。

ん?聞いたことがある。という人も少なくないと思います。(40代以上だとは思いますが(笑))TBSの東芝日曜劇場「天国の父ちゃんこんにちは」(1968年~1980年)というドラマで主人公を演じる森光子さんが、ドラマの中で必ず最後に語る短い詩は亡くなった夫からのプロポーズの言葉。
この詩は4年前にも「北の花折々0514(2004)」で一度度紹介しています。そのときは数えるほどしかなかったこの詩についての情報が今は沢山あってブロガーが増えたことに驚くばかりです。公式情報と言って良い TBSのCS放送の番組案内がありました。

日曜劇場枠で12年間にわたり全21作品作られた天国の父ちゃんシリーズは、20%を超える高視聴率で「女と味噌汁」「カミさんと私」と並ぶ日曜劇場の代表作。大阪で下着の行商をやっていた日比野都さんの同名手記を脚色した作品。「こんちはー。パンツ屋でーす。」という元気あふれるかけ声で行商をしながら2人の子供をそだてる浪速女の物語。日比野家の人々が心の支えとしている言葉は「貧しいからあなたにあげられるものといったら、柔らかな五月の風と、精一杯愛する心だけです。でも結婚してくれますね」…。貧しくもひた向きに生きる人々の姿を描く。

ドキュメンタリーの原作があったとは今回初めて知りました。そうして人の記憶というのは面白いものだなと思いました。自分自身も4年前は「風薫る五月」という言葉が入っていたと思い込んでいました。今回調べて見るとその「~柔らかな五月の風」の部分はこうだったと(思い込んで)書いているパターンがいくつかありました。

 ~柔らかな五月の風 (Original?)
 ~柔らかな五月の若葉と
 ~さわやかな五月の若葉と
 ~優しく頬をなでる初夏の風と

どれも風薫る五月の爽やかな雰囲気を伝えてはいます。それぞれの記憶の中でイメージが熟成されていって発酵してこうだったと思い込むようになったのでしょう。わくわく日記の4年前の記事では最後が違っていました。「結婚してくれますか」ではなく「結婚してくれますね」というyesの答えを確信している積極的な言葉が正しかったようです。

4年前にはどうなるのかわからないがと書いた自分の娘がどんなプロポーズの言葉を受けたのかは知りませんが、既にプロポーズは受けた訳で時はどんどんと流れていくのだなと思いました。

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参考 この詩を紹介しているブロガーさん (by検索)

TESTAMENTO の sal01さん
 「Θパンツ屋で~す」(2005.09)

ハロ~!ポッチ~!のポッチーさん
 「こんちはー、パンツ屋です」(2006.01)

イチロー的こころ の イチローさん
 「お別れは」(2006.01)

おじさんの生きる道 の kiyoさん
 「成人式」 (2007.01)

いとしの花と2匹のネコの oss102 さん
  「貧しいから、あなたに差し上げられるものは、5月の若葉と・・・」(2007.05)

日々さんぽ の コスモスさん
 「天国の父ちゃんこんにちわ」(2007.05)

五月の柔らかな風のように の ノンさん
 「私の出来ること」(2007.05)

ドラ家の日常 の わちき さん
 「たまには「シリアス日記」(/_;)かな?」(2008.03)

Dr.Breakerのコーヒータイム の Dr.Breakerさん
 「森光子さんの名セリフ」(2008.04)

EMIT (朱夏さんのHP) より 懐かしい昭和のTV番組から
 「天国の父ちゃんこんにちは

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コメント

初めまして~
 北の北海道から私のブログをお訪ねくださいまして、
とても嬉しく拝見しました。
 仄々とした、爽やかなブログを作っておられますね。
若葉の緑を見ている限りでは、全く京都と変りませんね。
 5月は実は明日なのですが、
私の誕生日(目出度い歳では有りませんが)で
特にこの歌が好きでした。
 今でも自転車を押して団地の中を
廻って下着を売っていた森 光子さんの姿が
目に浮かびます。
 貧しくとも本音の会話が飛び交う
心温まるドラマでした。
 これからも宜しくお願いします。
尚、「わくわく日記」を私のお勧めリンクに紹介させて頂きたく思いますが、
宜しいでしょうか?
 

投稿: コスモス | 2008.05.18 13:01

はじめまして。拙サイトを訪問くださり、ありがとうございます。
「天国の父ちゃんこんにちは」は小学生の時、母親と一緒に放映を楽しみにしていたドラマでした。
集中して放映されたのは60年代末ですから、懐かしく思うのは東京オリンピック以前に生まれたた世代でしょうね。
毎年この季節になると、映画「小さな恋のメロディ」の挿入歌「若葉の頃」も思い出します。

投稿: 朱夏 | 2008.05.18 15:52

>コスモスさん
訪問ありがとうございます。LINK紹介の件ありがとうございます。考えてみると元気なお母さんが主人公のドラマなんていうのも最近はないですねぇ。「肝っ玉かあさん」とか、同じ森光子さんの「時間ですよ」とかあぁいう家庭自体が少なくなって来ているのかもしれませんね。小学生の子供と一緒に見たい明るく楽しいホームドラマってなくなりましたね。LINK紹介の件はありがとうございます。何の問題もありません。よろしくお願いします。

投稿: | 2008.05.18 19:50

>朱夏さん
訪問ありがとうございます。HPのLINK紹介はわかりやすい記述に変更しておきました。
平成生まれが二十歳になる時代。昭和30年代生まれは何を伝えていかなきゃいけないんでしょうね。皆一生懸命で、貧しいけれど今より大人も子供も目が澄んで輝いていたんじゃないでしょうか。よろしくお願いします。

投稿: | 2008.05.18 19:56

私も昭和30年代後半の生まれなのですが、どうしてか思い当たる記憶がなくて残念です。日曜劇場もいつも見ていたはずなのに…

でも今回初めて「貧しいから あなたにあげられるものといったら~」の詩を知ることができてうれしく思います。

それにしても、惑さんの写真、素敵ですね。詩の内容ともぴったりで、このページを訪れてよかったと思わせてくれる…

北からのつれづれをこれからも楽しみにしています。

投稿: sally | 2008.05.18 21:21

こんばんは・・惑さん

ありがとうございます。。
うれしいです。。あのプロポーズの言葉・・
こどもの時に見たドラマですが、最初の「貧しいから・・」がその時とても印象に残りました。。

貧しいけど、何もないけど、自然と愛する心の尊さをこども心に知ったドラマですた。。

紹介して頂 ありがとうございます。

投稿: kiyo | 2008.05.18 22:30

>sallyさん
まだ高校生にもなっていなかった頃に見たドラマだと思います。この詩を森光子さんが最後に朗読するのが最後のお決まりシーンでした。いい詩ですよね。
写真は竹の子をとってきた時に撮ったものです。ちょっといい感じに添えられたかなと思っています。ありがちと言えばありがちな写真なので、そんなに褒められると恐縮です。ありがとうでした。

投稿: | 2008.05.18 23:37

>kiyoさん
訪問ありがとうです。こども心に記憶に残っている・・。そうなんですよね。癖のある人は出てきても、本当に悪い人が出てこない、それでいてちゃんと盛り上がって暖かい気持ちを満たしてくれる。そんなドラマでしたよね。そういうドラマが多かったような気がします。逆紹介もありがとうでした。

投稿: | 2008.05.18 23:49

はじめまして、コメントとトラックバックいただき感謝いたします。
同じテーマでさまざまな人が思いを書き綴る。
こうまとめていただくと、また美しい心を思い出して心熱くしています。ご厚意感謝いたします。これからも互いに五十代を楽しみつつ生きてまいりましょう。

投稿: イチロー | 2008.05.19 10:26

お早うございます。
TB、ありがとうございました。
惑さんは札幌の方なんですね。
画面から漂う北海道の爽やかな風と空気!
一瞬、北の大地にお邪魔したような気分になりました(笑)。
根曲がり竹の話、お嬢様のご結婚の話などなど
どれも楽しく拝見。
娘を持つ父親の心情とはこんなものなのかと(当方、息子のみ)
教えられた気分です。
「わくわく日記」、早速「お気に入り」へ(笑)。
これから時々お邪魔させてくださいね。

投稿: ポッチ~ | 2008.05.19 11:04

>イチローさん
あのドラマのあの詩を覚えていてブログのネタにする。その中では自分なんかはヒヨっ子のようで、親と同世代のブロガーさんもいらして、集めてみた自分自身が一番 驚いています。こちらこそよろしくお願いします。

投稿: | 2008.05.19 23:53

>ポッチーさん
青森八戸からようこそ、隣の県なのですが、津軽海峡越えれば「内地(沖縄と北海道の年寄りは本州~九州のことをこう呼びます)」で、遠い海の向こうでしたねえ。
息子さんはまだお嫁さんを連れてくる年代ではないのでしょうか、楽しみですね。こちらこそよろしくお願いします。

投稿: | 2008.05.20 00:09

この清清しい言葉を思い出させてもらったのは
もう4年も前ですか・・・(感慨)(*^^*)

北海道に限らず5月はいい季節なんですね
うつむきがちな人も5月の風を受けると
顔を上げて前向きな気分になれるのかも・・・

『五月のバラ』なんて曲も
別れの曲なのに、なぜか顔を上げている感じがしますし・・・
そういえば『五月の別れ』なんて曲もありましたね

5月の風は背中を押してくれるのかしらねー
歩いてみようかなー

投稿: yoshi | 2008.05.22 13:20

>yoshiさん
4年も前なんですよ。仕事も違っていたし、孫のクーたんどころかaiさんがお嫁にも行っていなかったのが4年前ですよ。自分は変わっていないつもりが周りの若い人たちだけ早く時間が過ぎていっているような気もします(笑)。
そうですね、五月の風は背中押してくれるかもしれないですね。

投稿: | 2008.05.22 23:22

森光子さんが2012年11月10日に亡くなられました。舞台の「放浪記」には及びませんが、テレビドラマの代表作のひとつとしてこの記事で紹介している「天国の父ちゃんこんにちは」も紹介されていました。初期の白黒ではなく、かなり後期のカラーのビデオでは「あなたに差し上げられるものといったら、柔らかな5月の若葉と・・」と森さんが話しているものが流れていました。正解は複数バージョンあるようです。そんなこんなでこの記事を改めて訪れてくださる方が多数ありました。ありがとうございます。 そして改めて森光子さんのご冥福をお祈りいたします。  惑

投稿: | 2012.11.18 23:12

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ヤマハのシーズン最終試合レポート、信頼する仲間の転任と、まだ1月だと言うのにさみしい。たくさんの仲間とのプロジェクトを抱えて忙しくしなくてはならないのに、なんだかさみしい。昔からテレビの最終回っていうのが苦手で、ドラマの出演者を友達や家族のように思い明日... [続きを読む]

受信: 2008.05.19 10:23

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