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茶箪笥から辿る昭和と平成

Img_3002 江戸東京博物館の昭和のコーナーに再現されていた家にあった茶箪笥。昭和30年頃の民家の再現だという。
こんな茶箪笥が物心ついたころ畳の茶の間に確かにあった。食器棚ではなく、赤チンの入った薬箱とか指抜きや和ばさみが入った裁縫箱、貯金通帳やら何か証書みたいなものもこの中にしまってあったような気がする。
お菓子もこの中にしまってあったように思う。量り売りの菓子を入れておく菓子盆だか菓子鉢があってそれがこの中にしまってあったような記憶がある。
夏休みの間、通知箋が入っていたのもこの茶箪笥の中だった。こけしも棚に並んでいたかもしれない。四本の足がある回すチャンネルのついた白黒テレビのある部屋にこの茶箪笥はあった。

テレビがカラーテレビに変わって、たたみの上にカーペットを敷くようになった頃、茶箪笥はいなくなり高さは低いが横に大きいリビングボードと名を変えた新しい茶箪笥があった。似たような使い方だったが、こけしの代わりにもらい物の洋酒や、誰かの結婚式の引き出物でもらったようなコーヒーカップセットなんかが並んでいた。
ゴムローラでつぶされて手動で絞っていた洗濯機には脱水槽がつくようになっていた。ほうきとちりとりから電気掃除機に変わっていた。雪が降っていても外に灰を捨てに行かなきゃいけない石炭ストーブから、外に大きなタンクがあって世話のいらない石油ストーブになっていた。昭和30年代後半から20年間くらいの出来ごとである。
その昭和の20年にくらべて平成もほぼ20年になるが変化はどうだろう。自分の子供達が生まれたときに家にあったものがほとんどそのまま変わっていない。電子レンジも、車も最初からあったし・・。いや。パソコンと携帯電話はなかったか。ipodもなかった。任天堂DSもなかった。昭和は家が豊かに変わった時代とすれば、平成は一人一人の情報環境が格段の進歩を遂げている時代なのかもしれない。茶箪笥から辿る昭和と平成でした。

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コメント

懐かしい!!
まったく同じ茶箪笥が祖母の家にありました!
お菓子が入っていて、それを頂くのが楽しみでした♪

時代の変遷。。この10年ほどの様変わりは凄くないですか?
特にPCと携帯電話が社会&文化に与えた影響ははかりしれないような・・・。

投稿: pegasus | 2008.03.07 09:52

>pegasusさん
やっぱり茶箪笥にはお菓子が入っていたんですね(笑)。デジタル化された情報インフラ環境の急激な進歩は確かに凄いですよね。携帯電話でいつでもどこでもテレビが見れるんですからねぇ。

投稿: | 2008.03.08 00:35

こんな茶箪笥の上に、木製のラジオが乗っていて・・・
「ヤンボーニンボートンボー」「赤胴鈴之助」「一丁目一番地」「笛吹き童子」「三つの歌」・・・夢中で聞きました(*^^*)

>雪が降っていても外に灰を捨てに行かなきゃいけない石炭ストーブから、外に大きなタンクがあって世話のいらない石油ストーブになっていた。

これが、特に共感!(^^)
石炭運びも灰捨ても煙突掃除からも開放されたことは素晴らしい進歩でした。
最近、あの『ゴー』っと音をたてて燃え盛る炎や、赤くなったストーブをふと懐かしく思い出します。(*^^*)

投稿: yoshi | 2008.03.09 21:32

>yoshiさん
この茶箪笥の上にも木のラジオが乗っていて、その横には厚紙の引き出しの薬箱が載っていました。
真っ赤なストーブは懐かしいですね。煙突を通した湯沸しなんて言うのもう過去の物になってしまいましたね。学校も大きな鋳物の石炭ストーブでした。上に蒸発皿載せて。もうないんでしょうね。コメントありがとうでした。

投稿: | 2008.03.09 22:26

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