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年の瀬2007

記事を書きかけてなんだか前にも調べて書いたように思えて検索したらあったのが2005.12.29の以下の記事「年の瀬

「年の瀬」という言葉。「さんずい」でもわかるように瀬とは水関連の漢字。川の歩いて渡れるほど浅いところを「瀬」と呼びます。そういう所がある川には××瀬川という名前がついていたりするのかもしれません。渡良瀬川、奥入瀬川、綾瀬川。そうして「淵」と呼ばれる深く淀んだ部分に対して流れも早いのが瀬で「浅瀬」「早瀬」と言う言葉もあります。
川に橋を架けるのは簡単ではありません。深ければ渡し舟、「瀬」を歩いて渡るというのも一般的な方法だった時代がありそうです。しかも流れは急で気をつけないと転んでしまう場合も少なくなからずあったでしょう。川を渡りたいのに瀬がない。瀬を見つけてなんとか川を歩いて渡る。そんな苦労から転じて「立つ瀬がない」「浮かぶ瀬もある」などの慣用句が生まれたのだと思います。「逢瀬」という言葉には二人を隔てる川を瀬を越えて逢うというような少し切ない思いも含まれているのでしょう。そんな使い方から「瀬」は場所や立場、川をうまく渡れる所から転じて拠り所というような意味合いでも使われるようです。
お正月は一つ歳をとるイベントで、一年の区切り。借金も返してお餅位は用意して人並みに迎えたいお正月。川を越えるには川の瀬。年を越すために過ごす歳末は「年の瀬」と呼ぶようになった というところのようです

今年調べてわかったことをひとつ付け加えて置きましょう。年の瀬の作業のひとつ「大掃除」は江戸時代に始まった習慣で、江戸城で神棚や仏壇の「煤払い(すすはらい)」を行う日が12月13日だったそうです。それが庶民にも伝わり、今の大掃除になったということですが、基本は神棚、仏様の掃除で、本当の「大掃除」は俳句の「春」の季語なんです。
考えてみれば電気掃除機なんかはない時代。埃舞うからと寒い冬に開け放して掃除するのはあまり合理的ではないと思います。まだ大掃除がきちんと終わってない方は、陽気のよくなった春に窓を開け放してやることにしてはいかがでしょう。

とりあえず健康で無事に年の瀬を超えられるであろう皆様に、本年の感謝を添えて今年最後のわくわく日記とします。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

『年の瀬』のお勉強をさせて頂きました!
ありがとうございます♪
私はもう大掃除は・・・テケトーにすませます(苦笑)
今年は一年、惑さんの記事を楽しませて頂きました♪
新年もよろしくお願いします!
(良いお年を♪)

投稿: pegasus | 2007.12.31 11:25

「12月13日の煤払いの後に行なわれたことは?」という問題が昨年の2級の試験に出ました。答えは「胴上げ」……間違えました(^^;)。
今年もお世話になりました。どうぞよいお年を!

投稿: Tompei | 2007.12.31 22:36

12月13日には本当は大掃除は終わってるつもりが、つもりで終わってしまった2007年。

いつも興味深い記事で楽しませていただきました^^

北の国での家族お揃いの年越しををお楽しみ下しさいね。来年もどうかよろしくお願いいたします。

投稿: 桜桃 | 2007.12.31 23:52

>Pegasusさん
チェンマイあたりは窓を開けても寒くはなさそうですが(笑)テケトーにすませて良いお正月お過ごしでしょうか。今年もよろしくお願いします。

>Tompeiさん
さすが12月13日の煤払いは江戸通には常識なんですね。その後胴上げ(?)なんですか。このしきたりは復活するのは、難しいかもしれませんね。

>桜桃さん
あけましておめでとうございます。興味深い記事などと言われると恐縮ですが、風の吹くまま気の向くまま楽しい記事をのモットーですのでまたお付き合いください。

投稿: | 2008.01.01 21:11

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