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とんとんとんからりと隣組

廻してください 回覧板 教えられたり 教えたり ♪
家に回覧板が来ていて口ずさんだら 娘が何その歌 知らない~ と 言われた。
自分が小さいときにナツメロ番組で何回か聞いた記憶があるというレベルなので知らなくて当たり前ではあるのだが、さすがインターネット「隣組」という戦時中の歌だとわかった。 

隣組

作詞:岡本 一平 作曲:飯田 信夫

とんとんとんからりと隣組 格子を開ければ顔なじみ
  廻して頂戴回覧板 知らせられたり 知らせたり

とんとんとんからりと隣組 あれこれ面倒味噌醤油
  ご飯の炊き方垣根越し 教えられたり 教えたり

とんとんとんからりと隣組 地震や雷 火事どろぼう
  互いに役立つ用心棒 助けられたり 助けたり

とんとんとんからりと隣組 何軒あろうと一所帯
  こころは一つの屋根の月 纏められたり 纏めたり

昭和15年に作られたこの歌は政府が自治体組織として「隣組」を普及させたいために作った歌だったそうです。メロディが陽気なので戦後も NHKお笑い三人組のテーマ曲で 使われていた(?)、メロディは「ド・ド・ドリフの大爆笑/チャンネル回せば顔なじみ/笑ってちょうだい今日もまた/誰にも遠慮はいりません♪」のあのメロディです。作詞の岡本一平さんは当時の人気漫画化にして、あの岡本太郎の実父だそうです。
隣組という制度は戦後廃止されたそうですが、お隣が雨が降ってきたからと洗濯物を取り込んでおいてくれるような近所付き合いが、生まれ育った田舎にはありました。
基本的に塀などない北海道ですし、鍵もかけていなかったように思います。

8月は終戦(敗戦)、原爆と昔をたどる記念日が続きます。自分は戦争を知らない子供たちの世代ではありますが、人が殺されるのというはとんでもない事件で、知らない人にも親切にしてあげるのは良いことと教えられ育ってきたのに、時代は変わって行きます。戦争のない平和な時間は心をより豊かに変化させていくべき時間であった筈なのに、そうはならなかったような気がします。そうして気がつくと自分が今の時代に責任を持たなくてはいけない年代になっていることに気づきます。

今時の若者の隣組は?(「笑点」 大喜利 風) 惑さんの答え
 「とんとんとんからりと隣組 どこの誰だか知りません
  騒ぎがあっても知らぬふり シカトされたり 無視したり 」

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

私、1番と2番なら、歌詞を見なくても歌えます。昭和15年に作られた歌だっていうのにね(笑)。きっと両親が歌っていたのを聞いて覚えたのでしょう。
子どもが小さい頃は、たとえボロアパートや賃貸マンションに住んでいても、隣組のような感じの気心の知れた近所の人たちにずいぶん助けれらましたが、4年前に現在の住まいに移ってからは、とんと近所の様子がわかりません。何だかずいぶん冷たい世の中になってしまったような。そんなふうにしてしまった責任は、たぶん私たちの世代にもあるのでしょうけれど。

投稿: sally | 2006.08.07 16:29

>sallyさん
そうですか、ご存知でしたかぁ。嬉しいですねぇ。
子は鎹(かすがい)と言いますが 夫婦だけじゃなくて、近所づきあいのかすがいだった部分もあるように思います。赤ん坊は全ての人を癒しますし、幼稚園、小学生は近所の子供どうしの付き合いに、親同士も付き合いが広がったりしていた部分もあったような気がします。
回覧板を顔を見て手渡ししている地域はどの位あるのでしょう。子供が届けてとなりのおばさんから飴玉ひとつもらって帰ってくる。そんな回覧板の思い出を持っている子供は少なくなっているんでしょうねぇ。
コメントありがとうございました。

投稿: | 2006.08.07 23:04

子供心に【とんとんトンからり】の歌は覚えています。故郷で過ごした幼い頃の事が懐かしさと共に思い出されます。隣組の風習はすっかりなくなった昨今、高齢化を向かえ、孤独死などの話を聞くと日本の良き風習が何とか蘇がえらないものかと思うのは時代錯誤の古い考えでしょうか。

投稿: 還暦なりたての人 | 2011.01.24 17:01

>還暦なりたての人さん
はじめまして、すっかりなくなったというのは都会のマンションや戦後発達した振興住宅地で、昭和30年代後半から同じ田舎町に住んできた暮らしの人々の間には今も隣組的なアットホームなおせっかいな位の近所づきあいが脈々と日本には生きているように思います。
コンビニもないような不便な田舎町では、孤独死はないような気がします。便利さと引き換えに、干渉しない、されない自由と引き換えに、失ってきたものは小さくないんでしょうね。
コメントありがとうございました。

投稿: | 2011.01.25 00:03

昭和14年生まれです。
この歌、小さい頃に聞いて居たため懐かしく思い出します。
今、最も必要な歌ですよ。
大震災で「きづな」の大切さが叫ばれています。
安全で、安心な社会を築く基本が、この歌に集約されていると思います。
今一度、この歌を全国の子供達にきかせたいですね。

投稿: いつまでも青春 | 2012.01.21 16:09

>いつまでも青春さん
訪問、コメントありがとうございます。豊かさと引き換えに捨ててきたものを、大震災という災難の中で改めて築かれた部分もあるのだと思います。お互いさま、おかげさま みたいな感覚を震災の被害にあった子供たちは肌で学んでくれたとすれば、それはやがて復興する街を暖かい街にしてくれるのかも知れませんね。

投稿: | 2012.01.22 17:57

隣組の歌を昨日、特養のリハビリ体操にて歌いました。認知症の皆さんが嬉々としてうたっていましたよscissors

投稿: トッシー | 2013.02.12 06:57

>トッシーさん
コメントありがとうございます。80歳以上の方が覚えていて懐かしく歌える歌なのかもしれません。
回想法というリハビリの一つの方法のようですね。自分が認知症になったら何の歌に反応して歌い出すでしょう。子供の頃何度も歌ったというと 今浮かんだのは 森とんかつ泉にんにく囲まれ天ぷら ^_^;

投稿: 惑 | 2013.02.12 08:33

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