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海が見たくなる時

オホーツク海の波打ち際から100mも離れていない所で生まれ育った。時化た夜は波の音が家の中でも聞こえていた。小学校の途中で町内で引っ越して少し海からは遠くなったが、それでも1km以内、浜辺は遊び場だった。高校へは網走と釧路を結ぶJRで通った。世界遺産になった知床が見えるオホーツク海が通学の車窓から見える風景だった。木製の昔の客車はデッキのドアはいつでも開けられて、身を乗り出したりしてふざけていたのも懐かしい。当たり前のように海の磯の香りがしていた。

水平線、波しぶき、波の音。海が見たくなる時がある。砂浜があり、続く野草群の中に赤いハマナスが咲いているような海岸線が続く、そんな場所はオホーツク海に限らず北海道ではいたるところにある。

啄木が 「潮かをる 北の浜辺の浜薔薇(ハマナス)や 今年も咲けるや」 と東京で詠んだのは函館の海岸の風景と言われているが。凡そ100年たってもまだその海岸にはハマナスが咲いているのではないかと思われる。

啄木が北のハマナスを歌った頃にはもう川崎の海は大師の海と呼ばれ海苔の養殖が盛んだった海から運河が作られ埋め立てが始まり工業地帯へと変貌を遂げていたようである。筋金入りの工業地帯。工業港の風景というのも珍しく楽しめたが、見たい海とは違っていた(笑)

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川崎マリエン 展望室より (日本の工業港の風景クリックしてごらんください。左の写真の沖に見える白い橋は川崎と木更津を繋ぐ東京湾アクアラインのトンネル出口の「海ほたる」と木更津への橋です。)

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