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縁もゆかりもない赤の他人

都立高1年の同級生、古山優亜さん(15)が同級生の少年(16)に殺されるという事件が起きた。同じ団地に住むという住民がインタビューに答えていた。
「すごい音がした。助けてという声が聞こえた。30分以上続いていた。」この住民は階下の人のようだった。「どうした?大丈夫?」と声をかけに行っていれば・・、せめて警察に電話一本いれてくれていれば・・。
その住民に罪はない。縁もゆかりもない赤の他人の出来事、不必要なトラブルには巻き込まれたくない。壁一枚隔てた隣に暮らしていてもどんな人が暮らしているのかさえよく知らない。自分が今住んでいる環境などその典型中の典型である。あの三丁目とは大違いである。

昨日「ALWAYS 三丁目の夕日」を見てきた。パンフレットの中のもたいまさこさんの言葉を借りれば「人が人に優しくできる時間(時代?)が描れていた」。あの町で同じ事件が起きようとしたら、30分も悲鳴と物音を鈴木オートは放っておかないだろうし、誰かが駐在さんを呼びに行くだろうし、キンさんが誰かに宅間先生も呼びに行かせているだろう。
「縁もゆかりもない赤の他人」同士の思いやりや優しさに涙が止まらない映画でした。小雪さんが演じている女性ヒロミさんが自分の手を明かりにかざしているシーンが予告編などでテレビに流れていて、あれは何をしているのだろうと思っていましたが、今は自分にも彼女が見えているもlのが見えます。心優しい人にだけ見えるものかもしれません。
六子さんの母親は今風ではありません。でもあの母親の愛情に育てられた子は何があっても人を殺すなどということはしないように思います。

日本は大事なものをどんどん失ってしまってきたんじゃないかと 改めて思わせてくれた映画でした。ぜひブログに書きたいと思いつつネタバレにならずに、魅力を伝えるのは難しくちょっとひねったマクラで紹介しました。「縁もゆかりもない赤の他人」というこの記事のタイトルは映画を見た人には「あ、ALWAYSの記事だ」とわかってもらえる映画の中では大事なキーワードです。
説教くさい映画ではありません。喜怒哀楽、寅さん映画やスィングガールズみたいな楽しい映画、落語の人情物が好きという人に絶対のお勧めです。この映画の時代が本当に懐かしいのは共に20代だった自分の両親の世代かもしれません。

(※映画を見てない人にはわからない文章が一部あるかもしれませんが、ぜひ見に行ってわかるようになってください。尚、ハンカチとティッシュを忘れないでください。(笑))

ココログの三丁目(?)で「ALWAYS」は良い!と言っている皆さん。自分もこんなに皆がいいというならと見に行った部分もあります。トラックバック打たせてもらいました。
たなぼた の ピーちゃんの身元引受人さん11.06 泣かせるぜ「ALWAYS」
葉桜日記
 のtompeiさん11.07 『ALWAYS 三丁目の夕日』
増えつつあるココログ三丁目の住人(ALWAYSを見に行ったご近所さん)
sally's Blog のsallyさん11.14 ALWAYS 三丁目の夕日
隠れ家のふにゅさん 11.15 懐古
Fancy Pet の ぶんぶんさん 11.15 「ALWAYS 三丁目の夕日」を観た
メイリ・ゴーラウンド の メイリさん 11.16 三丁目の夕日を観た。

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コメント

トラックバック&リンク、ありがとうございます。
ナイスなまとめ方! いたく感心しました。
今の日本、ハードはどんどん立派に便利になったけれど、大切なものを置き去りにしてきたような気がします。
いい加減、それに気づいてほしいものです。

投稿: Tompei | 2005.11.14 12:28

アスファルトに生えた健気な大根を愛する庶民の気持ちは日本人の良さであり、それを夜中に折る人間がいるのが今の時代の悲しさで、墓地のお地蔵さんの頭さえ気持ちよく壊していくバチあたりな人間がいる怖い世の中です。
もっと、やんちゃな子供に対してはうるさいおばさん、怖いおじさんにならなくてはいけないのかもしれません(笑)。ただ若い親からにらまれるのが今の世の中の風潮なんですよね。「すいません。」って謝るのが親の筈なんですけどね。

投稿: | 2005.11.14 23:17

惑さん、こんばんは。
どうやら1日違いで観たようですね。
だから、最初にこのブログを読んだときは、「ALWAYS三丁目の夕日」のことが書かれていることに、気づきませんでした!
それにしてもよかったです。涙、涙、涙…。狸にばかされた「焼き鳥5本」の話も泣けましたねぇ。
TBもさせていただきましたです。ではまた!

投稿: sally | 2005.11.15 00:34

> sallyさん
タイトルが「ALWAYS」とか「三丁目の夕日」だと、記事を読んでくれてはいないし、相手の記事にも自分の記事は紹介されていないトラックバックがたくさんついているようです。
でも本当に楽しいよい映画でしたね。東京タワー。おばさんパーマの前後記事でわくわく日記の三部作です(笑)。コメントありがとうでした。

投稿: | 2005.11.15 07:50

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