« 飛んでくれるかな? | トップページ | Niftyの空にUFO!! »

高橋尚子選手、夢を叶える。

2000年シドニーオリンピック 金メダル
2001年ベルリンマラソン 1位
2002年ベルリンマラソン 1位
世界の高橋尚子だった日々。そうして2003年11月のあのマラソン以来、彼女にマラソンの記録はなかった。「止まってしまった時間を戻したい。」彼女はインタビューにそう答えていた。

高橋尚子さん33歳。マラソンという競技の適性年齢というのがあるとすれば何歳くらいなのかわからないが31歳~33歳、俗に言う脂の載った時期に低迷して走れず二年間を過ごし、小出監督とも決別し環境も変えて見事な復活。
陸上競技自体を止めようかと思った時期もあったと語っていた。でも彼女は、また走りたい。世界のトップレベルに立ちたい。再びオリンピックのメダルを獲りたい。その夢に向かって努力した。その夢をあきらめなかった。
とてつもない類稀な天性の才能と優秀なコーチとそうして勢いとで世界のトップに立ってしまうことがある。そんな選手がちょっとした失敗で挫折して消えていった例はたくさんある。

今日優勝してインタビューに答えている高橋選手の顔を見て、「あぁ、歳をとったな。」そう思った。若い勢いのある元気一杯の昔の顔とは少し違った。いい意味でのふてぶてしさや逞しさ、駆け引きなんていうことも十分にできそうな大人の女性の顔だった。一見同じあの笑顔に、深みが、誇らしい自信がみなぎっていたように思う。

優勝インタビューの中で、彼女は繰り返し、夢をあきらめずに皆も頑張って欲しいと伝えていた。それは彼女自身がどれだけくじけそうになりながらこの二年間を過ごしたかを逆に語っているような気がした。3年後の北京オリンピックへの夢、この東京マラソンでの復活優勝の夢、夢と書いたがオリンピックメダリストの彼女であれば目標であって、夢とまで言うほど手の届きそうにないものではなかったようにも思う。そこに彼女の堕ちていた深さを見る思いがする。あんな風にはもう二度と走れない。もう止めたい。そんな精神状態、肉体状態があったのだと思う。
でもあきらめないで頑張って、彼女は今日優勝を遂げた。復活というのは簡単だが、新しい高橋尚子選手の初マラソンであり、それがそのまま初優勝という何とか叶えたかった夢の結果で終えることができたのだと思う。大勢の人達の応援を応援として受け止めて、背中を押されて結果としての優勝を踏まえて、「皆も頑張って!夢を持ってあきらめないで頑張って!」「夢の実現のために日々を積み重ねて行って!」あきらめず夢を叶えたその彼女の言葉だけに重みがある。
苦しい日々を乗り越えてきたんだなぁ。良かったなぁ。優勝できて。笑顔のキューちゃんに思わず涙してしまった優勝インタビューだった。

One And Onlyさんに 写真入りの記事高橋尚子、歓喜の復活優勝がupされていました。
万歳!映画パラダイスの 京野菜さんも 高橋尚子選手の激走に涙、涙 だったようです。

高橋尚子選手の激走に涙、涙

|

« 飛んでくれるかな? | トップページ | Niftyの空にUFO!! »

スポーツ」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4833/7228627

この記事へのトラックバック一覧です: 高橋尚子選手、夢を叶える。:

» 高橋尚子 北京GO! 東京国際女子マラソン観戦記録 [ドラマの視点]
第8回「マラソンの神が降りた」 20日午後行われた東京国際女子マラソンで、高橋尚子選手が二年ぶりの公式出場と右足の故障というダブルハンディを跳ね飛ばして、トップでゴーンインしました。 すでに「ドラマの視点」においては、「出場すれば高橋選手のレースとなる」(11/19付け記事)というレース予想を発表し、「力をためていた高橋選手が後半に爆発する展開になる可能性」を示し、まさにその通りの展開となりました。 筆者は、これからのことを考え、取材チ�... [続きを読む]

受信: 2005.11.20 21:52

» 風の高橋尚子2 in 東京国際女子マラソン [Designer'Sコラム]
高橋が2005年11月20日の東京国際女子マラソン優勝! タイムは ”2時間24... [続きを読む]

受信: 2005.11.21 01:32

« 飛んでくれるかな? | トップページ | Niftyの空にUFO!! »