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お月見

2005年は9月18日(日)が陰暦の8月15日で中秋の名月、俗に言う十五夜です。五穀豊穣 dango を感謝する意味合いもある伝統行事。幼い頃にすすきをとってきなさいと言われ、近所の草原から採ってきたら、それは「ヨシ」、「ススキ」と似ているけど違うと言われもう一度出かけた記憶があります。
甘い団子と、ぶどうや柿の果物が供えられて、「食べたらダメ?もう食べてもいい?」と聞いていたような。花より団子ならぬ、月より団子。1960年代の昔話。
北海道ではサトイモというのはポピュラーな野菜ではありませんがサト芋も十五夜の必須アイテムで、生を飾る。丸い小芋状にして煮て団子と同じように飾る。「衣かつぎ」と呼ぶ料理にする地方も多いようです。方法は地域によって違いますがお約束の一品のようです。
飾る花もススキだけじゃなくて萩や桔梗なども一緒に飾るのも多いようです。食べる春の七草の出番が1月7日なら、秋の七草の出番はこの十五夜なのかもしれません。すすきは尾花(オバナ)という呼び名になりますけどね。(余談ですがススキの茎がカヤ萱と呼ばれ屋根に使っているあの材料です)

月見芋よりは月見団子のほうが良いなぁと思い、更に調べると、必ずしも白い丸い白玉団子ばかりではないようです。紡錘形にあんこを巻いたような形のものも大阪あたりではあるようです。

全国的に大きな丸いお月様は見えない今ひとつのお天気ですが、今夜はお月見、時代とともに変化しているようですが、収穫の秋を祝い、静かなる月の美しさを愛でる日本の秋の過ごし方。伝えて行きたいとは思うものの、我が家自体でも毎年必ずと言う行事ではなかったように思います。

あ、月見酒というのを忘れていましたね。花見、月見、雪見、自然を愛でて酒を飲むというのが欧米にもあるのかどうかはわかりませんが、風流とか粋とか、常夏の南の島では難しい四季を意識した暮らしや行事は、国宝やら世界遺産やらよりも大事な残していかなくてはならない日本の大事な文化なのかも知れません。ススキも団子も飾らなくても、秋の夜は静かなお酒が似合うのかもしれません。 

 白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒はしずかに飲むべかりけり  若山牧水

十五夜、中秋の名月の詳細情報はこちらで・・
三世代のお月見調査   by  篠原DEネット
中秋の名月(写真はここから) 協子さんの知っ得ノート by 大阪本場青果卸売協同組合
お月見の話(団子の話が詳しい)  by なにわの科学史の話
十五夜の民俗(詳しいです) by  星の民俗館

本文中LINK top
湿地でみられる植物群  新潟市環境部

追記: 伶さんご紹介の漢詩
         大阪弁の訳詩を見つけました

  李白 月下独酌その1 
     月下独酌その2 
     月下独酌その3 
     月下独酌その4 
 「えごいすとな思想」にLinkしています。 
 http://home.att.ne.jp/wave/ayumi/

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コメント

∥紡錘形にあんこを巻いたような形のものも大阪あたりではあるようです

はい、食します (^_^)

今宵晴れていれば、次男の部屋からのお月様は最高なのですが……

投稿: | 2005.09.18 13:30

月と酒 とくれば
やはり 李白でしょうか
まさしく「月に乗じて高台に酔うべし」
『月下独酌』の心境かもしれません

杯を挙げて夜空に輝く月を招き 
自分の影と向かい合って飲み友達が三人となった。
私が歌えば月は彷徨い、私が舞えば影も踊り出す・・

月と影を伴として飲む 幻想的な詩です。
私は嗜む程度ですが・・(^_^;)   
惑さんはいかがですか?

投稿: 伶 | 2005.09.18 22:15

> 涼さん
所変われば・・ですね。こちらでは見たことがありません。調べてみると飾るお団子の数も二通りあって、十三、一つの14個か、十三、七つの20個のどちらかのようです。まん丸の団子を三宝に1,4,9の三段重ねだと14個。涼さんはいくつ飾られたのでしょうね。コメントありがとうでした。

投稿: | 2005.09.19 04:23

> 伶さん
李白という名前は高校の漢文以来かもしれません(笑)。調べて追記をしました。
昔、「酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞ~」とバラクーダが唄った「日本全国酒飲音頭」という歌があったのを思い出しました。格調の違いはそれこそ雲泥の差ですが、要は「お酒大好き!」の歌という暴論もありでしょうか。
月は見えなくても、「今日は十五夜だから月見酒を飲まなきゃいけない。」などと言う科白もあちこちで聞かれた夜なのかもしれませんね。
でも、楽しいひと時の脇役にお酒を嗜むのには何の理由もいらないんじゃないですかね。三百杯も李白さんには嗜むの範疇のようでさすが中国という感じですが。
伶さんの嗜むは・・。コメントありがとうでした。

投稿: | 2005.09.19 05:06

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