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幻のカキ

kaki
この正月に食べたカキです。実家から送ってきてくれたものです。オホーツク沿岸、網走市の近くに藻琴湖(もことこ)という小さな湖があり、10年近く前から養殖を始めて、ここ数年出荷が始まりとても評判が良く、そう簡単には手に入らないようで、2,3年前はまさに「幻のカキ」だったようです。


小さな湖で、沼と行った方が正しいのかもしれません。0.98平方kmの小さな湖。もともと冬の間に川に張った氷を割って採取していた寒シジミの漁は冬の風物詩でした。そうして海水との混じり具合なのか、上流から流れてくる水の成分なのか、大きいしじみで有名でした。幼い頃からシジミといえばそのシジミでしたので、アサリとシジミは同じ大きさの貝で、シジミの身を食べてそんな下品なことはするなと諭される場面が出てくる小説にとても違和感を覚えた記憶があります。

その大きなシジミが取れる湖で育ったカキは貝自体が特別大きいものではありませんでした。貝を開けると、ただ中の身ははちきれんばかりに詰まっていました。写真は開けたままの生ガキです。薄い乳白色のツユはオホーツク海の塩辛さを含んであふれでてきました。レモンがなかったのでポン酢を数滴たらして試食です。オホーツク海の香りと甘味さえ感じる豊かなカキの旨みが口いっぱいにひろがります。はちきれそうなほど太った身の歯ごたえもしっかりというよりはプリプリしているくらい、つるりと飲み込んで、試食は終了。「口福」と書いて「幸福(こうふく)」と読ませる嬉しさ一杯の味です。

さらにオーブンで焼きガキにして食べると微かにあった独特の臭みはなくなってあくまでも美味しそうな香りだけが一層広がります。歯ごたえもしっかりしたものになり、レアの高級ステーキの肉汁が口に広がるように、ジューシーなカキのつゆが旨みだけを煮詰めた濃縮された味となって口の中で広がりました。カリッと揚げたフライの衣と中のカキのハーモニーも、また格別の美味しさでした。

旬に食べる地域ならではの食材は、料理人を選ばないようです。冬の北海道グルメ・・雰囲気が少しは伝わったでしょうか?あっという間の正月休みも今日で終わりです。

文中LINK top
北海道新聞  もっと北海道 食材百科  カキ編
中京テレビ くすくす  食材の旅 冬の北海道

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コメント

うおぉ 北海道の牡蠣!
厚岸や佐呂間が有名ですが、藻琴のはまだ食したことはありません。
炭焼きもおいしですが、ワインや酒蒸しも美味ですよ!

投稿: norry | 2005.01.03 14:18

>norryさん
まだ生産量も少ないので厚岸やサロマのようなメジャーな存在ではないようですが、機会があったら是非。あ~ワイン蒸しなんていうのも確かに美味しそうです。冷えた辛口の白ワインとはお腹の中ではご対面してたんですけどね (笑)

投稿: | 2005.01.03 23:32

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