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美しい日本語、正しい日本語

(学校の教室 黒板に 美しい日本語、正しい日本語 とチョークで書かれている。その教壇に女教師)
先生「うさんくさいですね。神様や仏様じゃあるまいし、いったいどうやって「美しい」や「正しい」をたしかめるのでしょう。」
先生「わたしたちは言語を操っているのではなく、言語の世界の住人にすぎません。だから死語や新語をだれも止められないのです。」
先生「コトバによって得られたお互いの信頼が美しかったり正しかったりするんですね。」
先生「って月曜日の授業なんだ」
(教室全景、女教師以外は最後列に一人女性が座っているだけ)
先生(ひとみ)「ちょっとウザイかな」
女性(ハルコ)「ヤバイくらいがオマエらしいよ。」

2004年10月31日朝日新聞朝刊 いしいひさいち作「ののちゃん」2685

ふむとうなりつつ これは何かネタがあるに違いないと探したら、どうもNHK教育テレビではないかと。
NHK 日本語なるほど塾  教育テレビ=金 午後11:10~午後11:30 残念ながら見てはいないのですが、この番組をいしいひさいちさんは見ているのではないかと思われ、特に今月はお茶ノ水女子大学の山口先生がゲストでマンガの擬音なども取り上げていたようです。
とても魅力的なお話ぶりだたようで「室町時代は犬の鳴き声を「びょお、びょお」と表現した」という話と一緒に、注目しているブログもありました。

流行語も、いつの間にか流行語ではなくなり、若者の言葉がそのまま大人の言葉になって行きます。環境や生活習慣が違っても言葉も変わっていくのだと思います。「しばれる」が「寒い」でも「凍る」でもないように。高校生の娘がよく使う「イタイ」のニュアンスを自分は今ひとつ理解しきれていません(苦笑)。

誤字脱字は別にして、正しくないと他人を批判などできませんが、自分の感性の中で美しいと思う日本語はやはりあります。
どんなに評判で人気でも美味しくない食べ物屋さんがあったり、他人がどういおうと自分の感性では最高に美味しいと思う食べ物があるように。
もっとも、食べ物に関して言えば、グルメでも食いしん坊でもない。自分が食べていない物を人が食べているとすぐ食べたがるから、単に「いやしん坊」だと家族からは命名されているので、感性とよべるようなものではないという説もあります(笑)。

新聞の4コマ漫画からそんなことを思った朝でした。TVは香田さんの首を切られた遺体が発見されたという報道が流れています。彼の行動については批判の声も少なくありません。ただ彼の行動の背景を考えてみるという視点も必要な気がします。理解できない事件が起きると「普通はそうしない、特殊だ」というくくりに入れて安心しようとしがちな傾向があるような気がします。若い人の感性ともいえる言葉を正しくない、乱れていると否定するのと通じるものがあるかもしれません。

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