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脱走兵は脱走兵

 たとえば仁侠映画では、ヒーローは人を殺(あや)めてもちゃんと お勤めに いくのである。そのあいだ、よくできた女房は黄色いハンカチ飾って待っていたりするわけである。もっとも渡世の義理でお命頂戴する博徒と、軍隊いやだぁと逃げた男を一緒にしてはいけないのかもしれないが。蘇我ひとみさんのご主人ジェンキンスさんの話である。
 言うこと聞くからこの国に置いてと言ったのか洗脳されたのかはわからないが、すくなくとも自らの意思で軍隊の規律にも合衆国の法律も反して北朝鮮に行ったことは事実のようである。曽我さんやましてや二人の娘さんには何の罪もなく、親子一緒に幸せに暮らせることができればよいなと思う。場所はインドネシアでも韓国でも、日本でも全員が納得できるところであればよい。
 ただ、曽我ひとみさんが愛してしまった男性は残念ながら罪を背負っていたのである。その罪はきちんと償うべきで結果家族が離れ離れになってもしょうがないと思うのである。冷戦のころならいざ知らず、どんどん国と国の垣根がなくなっている時代である。娘たちと、愛する妻と、正々堂々と日本でもアメリカでも行けるように罪を償う。だから 待っていてくれ と 任侠のスターは言うに違いない。家族の幸せより、自分の保身を考えている男のように思えてしょうがないのである。アメリカに残された家族だってつらい思いだったに違いない。戦争は反対だが、アメリカ軍を脱走して北朝鮮に逃げ込んだっていうのは・・なかなか弁護しづらい。
 あんたも男なら罪はつぐなえ と そう説得しようとする関係者はいないのだろうか?サムライの国 日本が恩赦してやってほしいとアメリカに頼むのは、やりすぎのような気がしてならないのである。どうも最近の日本はバランス感覚に欠けている気がする。それほど一挙一動がニュースになるようなことではないと思う。この記事は反発を買う記事になるのかも知れないが。

同じように気にしているココログさん
ポップンボールさんのジェンキンス家

脱走兵じゃなく拉致された という意見もあるようです。(でもどうしてあそこまでアメリカを怖がるのだろう)
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コメント

トラバありがとうございました。

ジェンキンス氏は、部下2名と国境パトロールに出かけて、途中で車を止め、部下をそこに残して一人で国境へ歩いて行き、戻ってこなかったといわれているので、確かに最後の最後、自分で国境を越えたのか、拉致されたのかは誰も見てないんですよね。

もし、拉致されたのであれば、やはり軍法会議に出てきてそれを訴えるというのが“仁義”かもしれないっすねぇ。どちらにしろ、アメリカ軍と北朝鮮との外交問題ですな。

ただ北朝鮮が外交的なカードに使えると見越して、曽我さんとジェンキンスさんとを結婚させてたと仮定すると、またややこしくなりますね。日本に帰ってきた拉致被害者のなかで曽我さんだけは日本政府も知らなかった拉致被害者でしたし。あえて脱走兵の妻を帰国させたとすると外交上のねじれが生まれるから、その混乱を何かに利用しようと考えてたかもしれません。邪推ですけど...。

投稿: ポップンポール | 2004.07.13 20:28

ポップンボールさん トラックバックさせてもらった上に丁寧な解説コメントありがとうございます。
アメリカと北朝鮮の問題。そうなんですよね。恩赦で罪を軽くして執行猶予付きにしてほしいとアメリカに頼めばタダで了解してくれるはずはなく、某かの見返りを(牛肉輸入再会という話も)求められていると思うとやはりすっきりしませんね。

投稿: | 2004.07.13 22:46

脱走兵の来日費用や治療費用も我が国が負担するのは論外。全て自己負担させるべきでしょう。邦人保護の一環という論理は通らない。脱走兵はさっさと米軍に引き渡せ、そうすれば、余計な費用はかからない。

投稿: ハルキ | 2004.07.17 07:11

 ハルキさんコメントありがとうございます。チャーター便特別機は1円だったそうですし、いろんな人や会社がそれぞれの思惑で動くのでしょう。善意もあれば金目当てもあるでしょう。ただその上にあぐらをかいたり、知らないうちに踊らされたりというのは哀しいと思います。

投稿: | 2004.07.18 12:39

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