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カレーは「お代わり」が似合う

 昨日の「どっちの料理ショー」Specialカレー対ラーメンはカレーの圧勝であった。「迷った」とか、「ラーメンも食べたかった」とは言うものの9:0で皆が仲良く食べて平和に番組は終わった。もっとも演出から言えば、食べれなくてくやしい芸能人の顔やそれで仲間割れするようなシーンも見たかった部分はあるのかもしれないが全員45人がカレーを食べるという光景もまた圧巻ではあった。こんな大勢でカレーを一緒に食べるのは高校の研修旅行以来だと言う声もあがっていて、大勢で一緒に食べるのがカレーのまた良いところだよねと、超豪華スペシャルカレーを美味しそうに食べていて、あぁカレーが食べたいと思わずあの香りが脳裏に漂ったのであった。
 あらためて考えてみると昨日のカレーの圧勝は当然、勝つべくして勝ったともいえる。その理由は空腹感にある。収録が始まって6時間以上、個人差はあるだろうがそれぞれが食事をしてからだと8時間以上という人も少なくなかったと思う。途中でのジャッジは「今日のお昼はなんにしよう。」なのであるから「ラーメンもいいけどカレーも美味しそうだね」それぞれとっても美味しそうで、ここで今日食べなければ二度とほかでは食べられないような贅沢な美味しそうな一品であり、結果も拮抗していた。
 ところがだんだん「どっちでもいいから早く食べさせてくれ」モードに変わってきた。おおかた出来たかなと思ったところでカレー側は「これからごはんを炊きます」と言ってのけた。「え~!炊いて置けよ!」怒号のように飛び交う非難の声。空腹感を煽りに煽った作業の進め方。この非難の怒号の時点でカレーは勝利を手にしていたといえるかもしれない。
 この時点で半分、カレー対ラーメンではなくなっていたのである。そう、主食対決になっていたのである。炊き立ての美味しい白いごはんとラーメン。すごく、おなかがすいたときにどちらを食べたいですか?麺類も大好きな国民ではあるが「国民一人当たりのお米の年間消費量は約67kg。それに対し、小麦の消費量はお米の半分に相当する32.2kg。」(日本製粉HP) つまりパンとうどんとラーメンとパスタが束になってもごはんの半分なのである。あの水分と甘味、うまみは「ごはんだけでもいい。おかずなんかいらない」と言わせしめるが、ラーメンの麺だけではそこまでは言えない。そうして量を食べたいときに、カレーライスくらい「お代わり!」が似合う料理も少ないような気がする。
 オムライス、親子丼、チャーハン、いずれも作りたてを食べてんもらうには「お代わり」には又、調理が必要になる。ところが暖めたカレーのルーと炊き立てのご飯があるかぎりそれをひとつの皿に盛れば、もう作りたての美味しさが再びそこに現れるのである。誰が盛っても均一な美味しさである。麺の湯で加減で、お湯の切り方で一杯毎に微妙に違うなどということもない。白いごはんを美味しく食べる究極の一品が「日本のカレー」なのかもしれない。
 ちなみに、農水省や缶詰協会の統計から計算すると、日本人は一年に約66回カレーを食べているそうである。(SB食品)つまり、週に一回以上は何らかの形で食べていることになる。ラーメンは単純比較できる資料がなかったがインスタントで年間41.4食だそうである。(即席麺家頁
 おせち料理、雑煮も日本の伝統料理であるが、日本のカレーライスもインドのカレーとは異なるひとつの日本料理と言えるのかもしれない。ラーメンにもそういう部分では同様のことが言えて、多彩な食文化を持つ日本、京懐石ではないNew日本料理が世界を席捲していくのもそう遠くないかもしれない。
 「お代わり!」は平和な光景であるが、「配給」「 炊き出し」という光景にもカレーライスはよく似合う。そういうカレーライスを食べさせてもらう側に回る悲劇には遭遇しない平和な一年であることを祈る2004年の年初である。 

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