« 今夜のテレビ | トップページ | 若者のいい話 »

昭和のクリスマス

 昭和のクリスマス。 KFCではなくとりのモモ。生クリームのイチゴショートではなく、箱の裏についたのを舐めた記憶があるバタークリームのケーキ。サンタの靴、そんなに恒例で買ってもらった記憶はないが確かに上げ底のチープな紙製だった。
 父親は会社のクリスマスパーティがあったという日に何度か、チープな三角帽子鼻めがねをかけて帰宅していた記憶がある。余ったと言ってクラッカーも持ってきていたが、どんなパーティだったのか今思えば奇妙キテレツである。冬休みに入った子供の私はそれを身に付けてはしゃいでいたような記憶があるのだ。昭和のクリスマスのできごとである。
 シャンメリーは今も売られているが、飲み物で炭酸飲料しかもハレの席と言えば、北海道出身の私はやっぱり「ガラナ」なのである。コアップガラナの他には、三矢サイダー、リボンシトロンどれもガラスのビンに入っていて栓抜きで栓を抜かないと飲めない飲み物が食卓に並ぶのも日々のことではなく、ハレの日の楽しみなのであった。
 昭和のクリスマス、サンタのプレゼントだけでなく、食べ物、飲み物、全てが楽しみで嬉しい日だったのだ。今の子供たちははるかに恵まれているが、それが本当に幸せかどうかはよくわからない。
 何かの折に買って帰ったケーキを「ちょっと甘すぎる。お父さん食べていいよ」などと平成の子供に残された日には、どこか間違えていると思いつつ、確かに少し甘すぎると思いつつ、カロリーも少し気にしつつ、「もったいない。」と食べてしまうのである。昭和の自分なら鼻にクリームつけて銀紙までなめるように食べていただろうなぁと思いながら。

|

« 今夜のテレビ | トップページ | 若者のいい話 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

昭和」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4833/46915

この記事へのトラックバック一覧です: 昭和のクリスマス:

« 今夜のテレビ | トップページ | 若者のいい話 »